msms 2025-01-31 14:08:37
質問該当箇所は、日商簿記2級合格講座 商業簿記 第13回 テキスト② ページ17-12 2.(2)子会社の配当金のうち、非支配株主に支払った部分 というところです。
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子会社の配当金のうち、非支配株主に支払った分を修正するために、『(借方)非支配株主持分当期変動額 xxx / (貸方)利益剰余金(剰余金の配当)』という仕訳をすると思うのですが、
この仕訳のイメージを以下のように理解しているのですが、その理解で大丈夫なのか不安なので質問させていただきました。
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『(借方)非支配株主持分当期変動額 xxx / (貸方)利益剰余金(剰余金の配当)』
この仕訳をしないと、連結財務諸表上、親会社の剰余金から非支配株主に対して配当金を支払ったことになってしまう。
しかし、事実はそうではない。
連結する上で、(子会社株式を部分所有する場合、)剰余金のうち非支配株主に当たるものを「非支配株主持分」と名前を付けて区別しているので、その「非支配株主持分」から非支配株主に配当金を支払っているというのが事実である。
この事実に改変(?)したいから、『(借方)非支配株主持分当期変動額 xxx / (貸方)利益剰余金(剰余金の配当)』という仕訳をしている。
、、、という感じで自分のなかで腑に落ちさせたのですが、現段階ではこの理解で大丈夫でしょうか?
msmsさん、こんにちは。以下の通り回答します。
子会社の配当に関する処理(当期中の子会社の資本の減少)は、連結S/Sに記載する必要があります。
※連結B/Sでは当期中の資本の増減が把握できないため。
なので、子会社が行った配当の全額を連結S/Sに記載し、その配当の内訳を以下の連結消去仕訳より
連結S/Sに記載します。
・子会社(S社)の当期の株主配当に関する仕訳(親会社の持ち分が60%のとき)
利益剰余金 100 / 未払配当金 60 (親会社の持ち分)
未払配当金 40 (非支配株主の持ち分)
連結上は親会社の持ち分に関しては内部の取引なので相殺されますが、
非支配株主持分に関しては、非支配株主の持ち分を40減らすことで処理しておきます。
ようするに連結S/SにはS社の配当のうち、親会社分は相殺消去され非支配株主の持分に関しては、
非支配株主持分を40減少させる。ということを記載しておきます。
・連結消去仕訳
受取配当金 60 /利益剰余金(剰余金配当)100
非支配株主持分当期40 /
このような説明で、ご理解いただけますでしょうか?
引き続き、合格に向けて頑張ってください。
簿記講座制作者
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jimukyoku 2025-02-01 17:01:53